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「トレイルを走るロ−カルライダ−の本音」

TEXT: OTAKI
バイシクルクラブ99年4月号68ページより、著作者の許可をうけて転載
その自由なスタイルが魅力のトレイルライディング。しかし、その「自由さ」を 表面的にしか見ていない一部の心無い人達の行為が問題になりつつある。 トレイルを築き上げ、守っているライダ−達の存在を彼等は知っているのであろうか?

目次

「トレイル=自由?」
「ロコ達の意見」

「終わりに」
「達人の提言」(遠田聡)
[東京発「トレイル5つの約束]
 



「トレイル=自由?」

最近、「トレイルライディング」が注目されつつあるせいか、これまでトレイル
に縁の無かった分野のライダ−を見かけるようになった。だが、トレイル人口が
増えて嬉しい一方で、一部の人の心無い行為も問題になりつつある。
迷惑駐車をして近所に迷惑をかける。ゴミを散らかしたり、ジャンプを崩したま
ま帰る。他の分野で有名なのをトレイルまでそのまま引きずって偉そうに振る舞
う。トレイルのロ−カルライダ−・ロコ達に無断で取材して「@@にあるトレイ
ルに皆で来よう!」と、不用意な発言をするetc・・・・・。

場所を問わず、トレイルは他人の空き地に熱いハ−ト((C)TACOS)を持っ
たロコ達が「上手くなる為=楽しむ為」に地主に無断で作ったものが多い。そう
いう状況ではある程度の秘密性と自主的なマナ−が求められるのは、子供時代の
遊びの経験から御存じのことだろう。だが、そんな事を全く考えずに行動する人
のせいで、トレイルが消滅してしまう事が多いのである。
そこで、BCではロコ達に何が迷惑な事か、そして今後どんな風にトレイルに接
してもらいたいかを聞いてみた。
(目次)

「ロコ達の意見」

折原ジュン
MTBer、Freestyler、雑誌取材者の一部にトレイルのマナ−が守
れない人がいる。トレイルライディングを片手間に考えている人達は思い入れが
ないのでマナーを守らなくても平気なのだろう。
Soil(土)の上だからと言って決して安全なわけはなく、気安く考えるのは
かえって危険だ。それに多くのトレイルはその地特有の事情とロ−カルの努力を
孕んでいる。よってトレイルがあるのは当たり前ではないのだ。社会の秩序から
少しばかりはみだして不安定に存在している事を認識して欲しい。
どうしてもライディングしてみたいと言う人は、自分で場所を探して自分のトレ
イルを作ってみてはどうだろうか。楽しさ、危険さ、辛さが分かるだろう。
それがあなた自身のステップアップに必ずつながる。

内嶋亮
僕が良く行くトレイルは、僕の後輩達が作ったところでちょっと物足りないと思
う時がありますけど、僕は後輩達が作ったジャンプを勝手に作り替えたりは絶対
しません。
僕がそこのトレイルでのれるのは後輩達がその場書を作ってくれたお蔭だし、そ
このジャンプは彼等が「自分達が上手くなる為に自分達の腕に合わせて作ったも
の」だし、第一、自分用のジャンプなら後輩達の邪魔にならないように自分で作
ればいいだけだからです。
あと、トレイルにポッと来て、先にいる人達に何の挨拶もしないで走り始める人
がたまにいるけど、そこのロ−カルライダ−に物凄く失礼だと思います。

杉田伸也
トレイルの問題?話が外れるけど、よく雑誌などでトレイルやダ−トを語る人間
がいるが、そいつらの半分強の人間はトレイルに来たという話を聞いた事がない
が一体どういうことなんだ?こんなに乗れる場所があるって言うのにもったいな
いぜ。
あ゛−っ、お前等がお気楽に構えている間に、生きのいいロ−カルや伸び盛りの
子供達に抜かれちまっているのになぁ。

大島実
僕らが残念だなと思うのは、「ダ−トジャンプ」が1つのカテゴリーとして専門
化されつつあるのに、トレイルライディングを軽く考えている人達がいる事で
す。そういう人達に限って一回来てそれっきり来なくなってしまいます。
トレイルは「軽く」では済まないくらい楽しいです。僕らだって最初は下手でし
た。でも、そこで「上手くなりたい」と思いながら何回もトレイルに通 って、自
分の走りを反省しながら集中して乗り続ければ”楽しさ”がつかめてきます。
大事な事は色々な意味で「少しの自信と大きな努力」だと思います。

(目次)

「終わりに」
ロコ達の辛口の意見を読んで「BMXでトレイルライディングやっている連中っ
て排他的で嫌な奴等なんだな」と思った人もいるだろう。だが、もしあなたが普
段、自転車で楽しんでいる場所で嫌な目に会ったり、その場所が閉鎖されたりし
た時のことを考えてもらいたい。心当たりのある人ならば彼等の気持ちが理解出
来るはずだ。
もし、トレイルを作りたいけれどどういう風にすれば良いか、作っている人達に
聞きたいというのであれば、レ−ス会場等に来て自分の手で情報を集めて欲し
い。彼等の仲間の誰かは必ず来ているはずである。上手下手に限らず同じハ−ト
を持っているのであれば、彼等があなたを拒む理由はないはずだ。
(目次)

「達人の提言」
  遠田聡

もしトレイルを自分や友人の土地に作っているのであれば、その仲間内で自由に
使っても構いませんが、トレイルの多くは土地所有者の非公認(良くて黙認)の
上で成り立っています。
そういった場所でトレイルを維持する為に、ロ−カルライダ−たちは責任を持っ
て自主的にル−ルを作って自分達の乗る場所を守っています。
「トレイル=オ−プンな場所」と思っている人がいますが、トレイルはBMXを
楽しむ為にロ−カルライダ−たちが様々な努力をしている上に成り立っている場
所なのです。
皆さんがトレイルに行く機会があるのであれば、自分達より上手下手に関わら
ず、ロ−カルライダ−達への挨拶と敬意は絶対に忘れないで下さい。また、自分
のゴミを持ち帰る、過ってジャンプを崩した場合はその部分を直す等の常識的な
事も守って下さい。
もし、皆さんがトレイルに行ってそこのジャンプに歯が立たなければ、自分のレ
ベルに合った自分達のトレイルを作ってどんどん乗りましょう。もし、その行っ
た先のトレイルのジャンプが飛べたら、どんどん通って乗りましょう。
(目次)

[東京発「トレイル5つの約束]

1,自分の行動に責任を持とう。
(自分達の手で作り上げたものです。自分達の手で守り育てましょう)

2,常識的なマナ−を守ろう。
(挨拶、ゴミを持ち帰るetc・・・。誰でも出来る簡単な事です)

3,ロ−カルへの敬意を忘れずに。
(あなたがプロでも初心者でも同じ事です。彼等のお蔭でそこで乗れるのです)

4,勇気と無茶の分別を持とう。
(無茶はトレイルと自転車と体を壊します。いい事は1つもありません)

5,常に「向上心(=熱いハ−ト)を持とう。
(この気持ちがトレイルライディングの根幹だと思います)

(目次)


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